このレビューはネタバレを含みます
ハウルみたい。相手を大切に思った時からものすごく強くなれる。ってのを暗い寒い土地の男性からみた感じ。
第三者から見たら、与えるばかりでなくて、ちょっとは怒ってもいいし自分のためを主張してもいいんだよ、シェブンなんなんだこいつは〜〜と言いたくもなったけど、なんとも素直な愛、長く誰にも向けず芽生えを待っていた愛情が熟成されて(ちょっとこじらせて)花開いた様をみた。
大きな体にゆったりとした心だったからか、本人が抱える惨めさとかこじらせとか劣等感(恋愛経験の)とかが見えてこなくて、自分を卑下してないところがよかった。なんやかんやちょっと浮き足立ってる心かわいい。回転寿司が新鮮。アイスランドの言葉ふしぎ、ちょっとゲルマン。ゴミ処理場の仲間優しい。あと戦車仲間ずっと何かと助けてくれる。わたしもペンキ塗りしたい。色のセンスいい。女の子は優しさをずっと見抜いていた。でも髪型はなんとかした方がいいと思う。
どう受け止めていいかわからない突然の終わりで、えー！となった。わたしはまだまだ凡庸なハッピーエンドを期待していたようだ。
誰かと一緒にいる決断て、私にはまだまだ不安と恐怖の方しか勝たないから、こんな風にゆっくり大丈夫と思わせてくれる人だといいなあと思う。
