Ori

ダンケルクのOriのネタバレレビュー・内容・結末

ダンケルク(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

まぁまぁ面白かったけど、ノーラン監督にしては劇的さが少なかったように思える。むしろそれが狙いだったのかな?

代名詞ともいえる時間軸のズレや交錯を用いたストーリー進行は相変わらずだが、今作は思っていたよりシンプルだった。
波止場、海、空でのストーリーが交わる瞬間から遡ってそれぞれ1week、1day、1hourと異なった時間軸での進行となっている。ただそのズレが物語に影響しているわけでもなく、あの空のシーンがあの海のシーンと繋がっている訳ね。と言う納得以外は特に無かった。

人物の掘り下げも少なく、誰に感情移入していいのかも掴めないまま終わってしまった。

それが監督の狙いなのか、もしくは別の解釈や視点が自分に足りていないのか分からないが、戦時中の救出劇における感動や敵の脅威を煽るような演出も少なかったので、鑑賞中は割と心は穏やかだった。

ただつまらなくは無かったし、飽きずには観れたからスコアは3.5にしたけどノーラン監督ファンとしてのバイアスかかっている気がしないでもない。
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