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ダンケルクのyasu555overseasのネタバレレビュー・内容・結末

ダンケルク(2017年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

さっきアマゾンプライムで見ました。これで2回目やけど、再度見直すことにした。

1940年、第2次世界大戦下のフランスの北端の街:ダンケルクでイギリスとフランスの連合軍40万人がドイツ軍に追い詰められて包囲されて、やがて、英国と仏は民間船の協力のもと決死の大救出作戦を決行し、若き兵士達が命をかけて戦うというストーリーです。

ドイツ軍に攻められた英国と仏は武器が少なく、援軍も全然来なく、九死に一生を得る様な状況の中で奇跡的に生還したのが凄い光景でした。
「ダンケルク」の撮影で戦闘機も船も実物を使用というのが凄くて作り物を製作するより、本物の戦闘機と船に拘る(こだわる)クリストファー・ノーランの撮影なスタイルと姿勢を感じました。船が座礁した時に重油が漏れて重油塗れになった兵士達のシーンが有りますが、あれは本物の重油を使ってたらしいですが、これもまた凄いです🌟🌟✨✨

海が汚れて染まったままの重油が火で簡単に燃えません(非水溶性で、水よりも少し軽く、引火点が60℃以上で加熱しない限り危険性は少なく、霧状にすると温度が上がりやすくなり危険。後、石油プラットフォームを構成する海底パイプラインのガス漏れが発生しない限りは燃え広がりません。自分が調べた情報によれば)。 
ガソリンは燃えやすく、軽油は火を付けてもガソリンのように燃えず、しかし、炎ではなく熱を加えたときの自然発火(着火)は、軽油のほうが発生しやすい性質です。灯油は小さなツブになって空気中に広がり、そのツブが燃え上がっているようです。 小さなツブになると、空気中の酸素とふれあいやすくなるため燃える性質です。なので重油を選んだのは簡単に燃えないから水蒸気爆発を起こすだけで選んだ訳なんですね。しかし、大自然な海に本物の重油を使って燃やさせたシーンを見て汚す事になるからどう考えて重油を使ったのかが気になる点ですが、想像に任せるとして、リアルと迫力を出す為に重油を使って、燃えたシーンを撮影したって事ですね。