やってくれましたねノーラン監督。
観終わった後、しばし放心状態です。
上映時間106分でノーラン史上1番短い?
いやいや、体感時間は2時間経ってます。笑
驚異の映像と音の力。IMAXの力を遺憾無く発揮しております。
間違いなくIMAXで観るべき作品。
撮影中に貴重なIMAXカメラを水没させる事故を起こすほど臨場感ある撮り方をしたり、銃撃音は本物の銃の音を採用するほどのこだわり。
「IMAXとか興味ないから通常でいいや!」
は?この映画はIMAXで観て真価が出る作品。
たぶんIMAXじゃなく通常で観たら全体100%の内、5〜60%くらいの満足度に留まるかと思う。
全編通して、すべてのカットに置いて自分がまるでそこに居るかのような臨場感MAXのアトラクション映画となっております。
『“怖い。”』
素直にこの気持ちにさせてくれます。
銃の音が突然“バァン!!!!”と場内に鳴り響く。映画内の兵士達同様に「うぉお!!(゚o゚;;」とビビりました笑
タイトルの出し方も最小限に削ぎ落とし、セリフも可能な限り削ぎ落とし…
映像、音、動きや表情だけで作り上げてる。
なので逆に言えばストーリー性の面白さや感動を求めて行ったら「ん〜…ಠ_ಠ」てなる人もいるでしょう!
そして何より、サントラの巧妙さです。
“チクタクチクタク”と時計の秒針を模した音楽が終始流れていて、迫ってくる!時間がない!といった緊迫感を演出してる。
まるで、ずっと時限爆弾でも解除するために試行錯誤でもしてるかのような!笑
そしてこのサントラの止め方が印象的でした!(゚o゚)
とりあえず観終わった後は、「面白ぇーこの映画!」ではなく…
「はぁ…凄かった。」てなります。
陸、海、空
3つのストーリー
一週間、一日、一時間
3つの戦い
そして3人の主人公。
これが同時進行していきます。
それぞれの戦いをその場で見届ける。
そしてクライマックス、この3つの物語が交差する瞬間。
おお!(゚∀゚)てなるし、個人的好きな展開!笑
戦闘機の戦いはコックピット内視点になるんで、海とか凄いし撃墜されて落ちて行く機体の動きも一味違う。
【ダンケルクの戦い】の歴史に詳しければそれは楽しめると思いますが、知らなくてもイケると思いますよ。
とりあえずトム・ハーディがめっちゃカッコいい笑
観終わって、観た人と話したり自分なりに整理して改めて観るとより楽しめるのかと思った。
ノーラン作品は1回目は映像の凄さに圧倒され、2回目以降からその本質の面白さを感じ取れるんじゃないかなと思う!
まぁ個人的に言えば、今作は自分の中で1番の「インターステラー」は超えなかったかな!笑