え、普通に面白いぞ。
冒頭の壇上卒業式オマージュか？なハズレ臭漂う演出から無事抜け出して相関関係がだんだん繋がる様はさすがや。
因果応報に対する徹底さがすげえよ。登場人物それぞれ。ええ。
と同時に ？？？ なところもあったのは確かだね。
考えてもよくわからんので、未読の原作の解説を拝読したんですが、多分これ原作勝ちかもしれん。
映画だと情報量不足だったりバッサリカットしている箇所がかなり作品を重くそして秀逸にしているんじゃなかろうか。
まあ映画だけで気づけよと言われるとなかなか初見じゃ難しくねえかと言いたいわな。
つまり原作の秀逸さをきっとおそらく完全に熟成はさせられてないのは大いにディスアドバンテージだし勿体ないんすけど、それでもいやはや纏う空気感やサイドストーリー？と思われるあれこれが一本の綱になる様は十分良かった。
原作湊かなえの恩恵は大いにあるやろが。
山本美月の演じるJKって桐島の時みたいなヒエラルキーの頂点(笑)みたいな高圧的キラキラ女子しかありえないと思ってたけど、なんか普通に今作良かったのは収穫。
エンドロールで石橋静河って出てマジかよ どこに？
と思ったと同時に、彼女の主演作「夜空はいつでも〜」で殺してえ〜とウザさしか感じなかったオンナが今作の紫織 なのマジかよおお〜〜〜
登場シーンでちょっと可愛いって思っちまった僕の負けです。。。
ドラクエの人でお馴染みの本田翼さんがちゃんと女優してるのって初めて観たかも。
彼女の読み聞かせシーンは必見です。
