火星

映画 聲の形の火星のネタバレレビュー・内容・結末

映画 聲の形(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

こういうアニメはあまり好きではないのだが、映画館で観れるので観てみた。ストーリーははっきり言って斬新でもなんでもない。障害を持った女の子といじめっ子が仲が良くなり心が通じるようになるというどこにでもあるストーリー。
上野という女の子が性格が強すぎる。高校生になってまでなぜいじめるのか?ヒロインの硝子はいじめられすぎ。
そしてあれ?と思うことが二つ。将也は小学生の時いじめっ子だったのが、急にいじめられっこになってる。その辺りの表現があやふや。そして彼の小学生の性格と高校生の姿はまるで別人。ちょっと最初は理解できなくて戸惑った。
物語の設定自体、「聴覚障害の女の子」が出る設定で、最初から感動させようとしてるんだなと思ったり。思った通り、自殺をしようとしたな、とか。
あと、映画が長すぎて中だるみした。なんか話が進まないところがあって、テンポが遅くなり飽きてきたところがあった。
などなど、ツッコミどころが多かったのだ。

でもね。なぜかわからないけど、何度も涙が出てくるのよ。涙がにじむ程度じゃなくてボロボロ泣くくらい。何度も泣いた。なぜかわからない。自分は結構冷めて見るタイプなので、お涙頂戴ならシラケるんだけど、最初のオープニングから、そして予告編を見ただけで、泣けるのよ。なんなんだろうこれは。観たばかりでまだ興奮冷めやらずなので良くわからないけど、表に見える物よりも見えてこない何かが、この映画にはあるのかもしれない。それが、心を突き刺しているのかも。だから、これを書いている今も、涙が出てきて困ってますww
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