原作が好きなあまり観るのを躊躇していたのですが、劇伴目的で思い切って観賞しました。
結果観て良かったです。
どうしても比べてしまって、駆け足で物足りなさはある。けど、良かった。
原作を知っているから基本的にキャラクター全員好きで優しく観れるけれど、苛々したまま観終える人もいるんじゃないか。
私は単純なので川井さんががんばって足りない千羽鶴持ってきた辺りで川井さん許しちゃうのだけどこれをあざといと感じる人もいるだろうな。別に許されたくてやってるわけではないだろうけど。
一人ひとり欲張って少しずつ見せるより、キャラクター減らして描写を増やしても良かったとは思う。
真柴くんというモブ
欲を言えばもう長くても構わないから演劇の話まで観たかったけれども。
原作未読だと硝子ちゃんが飛び降りるまでの過程も薄味に思うのじゃないか。石田くんなよなよ当たり散らしシーンも突然な感じはあった
ラストに石田くんが泣くのも、悪くないと思いながら、あーそう収めたかと。優しくて音楽も良かった。
原作では読み進めていくほどどうしようもなく震えるような、ページを戻らずにはいられないような、または二度と見られないような強い印象のシーンがたくさんあった。
ドロドロどうしようもないものもある、でも頑張ってみる、みたいなものが
全部フラットにやわらかく優しい話になった。
個人的にaiko...aiko...はなんかちがう
