ぬーこ

映画 聲の形のぬーこのネタバレレビュー・内容・結末

映画 聲の形(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公は耳の聴こえない西宮、じゃなくてその子を小学校の頃いじめていた石田という男の子。
彼はいじめ事件を機に、逆にいじめられる対象となり、それ以降高校生になるまで友達が1人もできなかった。いつしか他人の顔見るのが、声を聴くのが怖くなり、彼から見える世界では人は皆顔にバッテンがついている

じんわりと余韻に浸る。
最後友達と文化祭を回り、彼が他人の声が聞けるようになるシーンはすごく好き

将来、息子が学校生活に悩んだ時見せてあげたいなと思った(息子いないけど)笑

本作を見て、改めて思ったのは人って完璧じゃないんだなぁってこと。小学校も高校生になったって、きっと大人になったって相手を傷つけたり、否定したり、自己嫌悪、自己正当化してしまうものなんだなあ

冒頭のシーンを辛く書くのは、主人公の罪を強調させたかったからだろう
それにしても植野さんがひどいと思ってたけど川井さんがそれを上回ってきて恐ろしかった。自分が一番可愛い川井さん。
皆がきっと大好き永束くんはまじで友達になりたい笑

あと劇中に流れるピアノ音(バッハの何からしい)が耳に優しくて、全体的に耳にの良い映画だなあと思った


2020.95
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