玉露

ぼくは明日、昨日のきみとデートするの玉露のネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

原作、知らず。

タイトルで明日、昨日と言っているのだから時間軸の問題で
きっと何かあるのだろうな、とは思って見ていました。

一体どんな仕掛けなのか
40分くらいで改めてタイトルが出て、その後に種明かし。

しかし申し訳ないのだが
彼女側の時間の流れが理解できず
途中から話に集中できなくなってしまった。

美男美女、京都でのデートシーンや日々のイチャイチャは楽しい
ピザ、もう一回食べよう、いいぞいいぞ!
「抱きしめていいんじゃないかな」いいぞいいぞ!ひゃー

しかし、どこか釈然としない。

上手く説明できないけれど
時間の流れが逆なのに、24時間は一緒に過ごせるのだな?

男側に立って、初めて女性と出会った時が
女性にとっては、実は最後の日だった。
というのが感動ポイントなのだろう

わかる、それはわかるぞ、切ないぞ

でも、むむむ。

じゃあ35才以降になった、この男性はどうなるの?
5年に一回の出会いなら、ある意味、遠距離恋愛。
彼や彼女が別の相手を作っても文句言えなそう。

運命の人かもしれないが
お互い、どことなくなぞった人生を生きていく
これは楽しいのだろうか
知らなければ幸せかもしれない。でも種明かししちゃうから。

本当はお互い一回ずつの経験なのだろうけど
作品で見ていると何度か体験した感じがしてしまい

一緒に過ごせる大切な時間は、いつも一瞬

という貴重さが、あまり感じられないような気がしました。

私が混乱し難しく考え過ぎて見ていたせいかもしれません。

時間軸いじる作品は、個人的に色々思うことがあり
これからも注意して見ていこうと思います。

ただ主演の二人や東出さんも素敵でした。
玉露

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