ワイカ

ロープ/戦場の生命線のワイカのレビュー・感想・評価

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)
3.6
1995年、ボスニア紛争直後のバルカン半島のある地域で、井戸に投げ込まれた遺体を引き上げようとロープを探して苦闘するNGOのお話。

事前に読んだレビューでコメディ色の強い作品のように書かれてたので、軽い気持ちで観てみたら全然違いました。紛争地帯の現実をブラックユーモアとともにシニカルに描いてはいるけれど、内容はかなりシリアスでした。

つくりはけっこう淡々としていて、テンポもあまり良くありません。キャスティングが豪華じゃなかったら退屈だったかも。それでも紛争地帯の厳しさは伝わってきてました。

皮肉な結末にはさすがに苦笑しましたが、決して軽い映画ではありません。
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