シング・ストリート 未来へのうたのKoheiOkutaniのネタバレレビュー・内容・結末

DVDにて久しぶりの鑑賞。

ジョン・カーニー監督の長編映画3作目。
10代ならではの甘酸っぱさやエネルギッシュな雰囲気と家庭環境(そこには宗教の影響、アイルランドの社会情勢もあるのだが)と恋に揺れ動く主人公コスモの心情が見事に調和している一ランク上の青春映画。

学校と家が世界の中心である子供時代を自力で抜け出し、音楽の力を信じて崩壊した家庭から理想の地へと抜け出すコスモと、一度は夢破れたが再び新天地への向かうラフィーナが嵐の中というのもまた一筋縄でいかない感覚を残す。

補足として、ルーシーボイントンが可愛すぎるので、一見の価値ありです。