caramel

シング・ストリート 未来へのうたのcaramelのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

大好きな映画がまたひとつ。

素直な青春映画であって、
その青春を音楽によって輝かせた登場人物がとても素敵な映画。

チープな表現しかできないけど、
この映画を見て音楽には日常と人生を輝かせる魔法があるんだと思い出させられました。
たった2時間の中で、主人公のコナーがみるみるその魔法にかかっていく。
ある中盤のシーンから彼らの魅力がぐっっと増していくのだけど、その演奏シーンが本当に見事。
こんな風に、少年が音楽の魔法にかかっていく、そして今度は自分がかけていく存在になっていくことを可視化できるんだ!って、感動してしまいました。
バンドってやっぱりいい!

ジョン・カーニーはきっとこの魔法を信じている人なんだろうなと思う。
それは「ONCE」や「はじまりのうた」からも感じられるけれど、これから彼がどんな作品を描くのだろうと思うとまた楽しみです

私自身も楽しくなかった学校生活の中で、音楽に救われ、音楽があったから生きる楽しみを知ったひとりなのですが、そういうひとにはもうたまらなく愛おしい映画なんじゃないでしょうか。

ダンスシーンのラフィーナ最高に可愛い!

あと、主人公コナーに影響を与えるお兄ちゃん、ブレンダンをジャック・レイナーが演じていて、「ロイヤル・ナイト」に続いて彼がまたとても良かったです

さあ、いろいろ知りたくなって読みたくなってパンフ買ったのでいまから読み込みまーす
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