RyoIkeda

シング・ストリート 未来へのうたのRyoIkedaのレビュー・感想・評価

4.0
ジョン・カーニー監督の自伝的音楽映画

「ロックをやるなら笑われる覚悟をしろ!」という兄貴(ジャック・レイナー)の一言が印象的。
コピーではなく、自分たちオリジナルの音楽は、最初は荒削りだけど徐々に洗練化されていく。
音楽と共に成長していく主人公たちの姿に心温まる思いがしました。

そしてとにかく音楽が素晴らしい!
80s風音楽が流れるたびに体が内側から震え、特にギグリハーサルのときの、現実から理想へと移ったシークエンスは頭から離れない。まさしく劇場で観るべき一作です!
途中からすでにエンドロールが楽しみになって、監督の音楽愛が作品から伝わってきました。

ただトントン拍子で物語が進んでいくので物足りないと感じる人は多いかも。
個人的には、ロック師匠の兄貴とバンドメンバーのダサさがお気に入り。
RyoIkeda

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