15歳って正義。
街の誰もが貧しく廃れていた1985年のダブリン。
そんなドン底の中にあって、笑ってしまうくらい単純で、甘ったれで向こう見ずで、でも馬鹿にすることができない、少年達の青い志。
15歳の僕はまさに、NIRVANAとRed Hot Chili Peppersを聞いてバンドを組みだした頃でした。MVは撮らなかったけど。
だからこの映画を観ている間はずっと、こそばゆいような、懐かしいような、羨ましいような、そんな気持ちでした。聴くもの聴くものに影響を受けてファッションを真似したり、それで学校にいって先生に怒られたり、分かりすぎて辛い…笑
個人的には中盤に出てくる『“悲しみの喜び”を知って。それが愛よ。喜びと悲しみは一緒なの』っていうヒロインのセリフが相当なパンチラインでした。
主演の男の子の成長とともに表情や態度もしっかりしていく様や、音楽もとてもかっこよかったです。