【僕らの日々がシング・ストリートであったなら】
辛いことも、悲しいことも、もちろん嬉しいことだって、全部歌にできたらこわいものなんてないよな。
イジメや体罰も嫌なものだけど名曲を作るためのネタだと思えば全然気にならない。むしろありがたいよ。コナー君の場合は歌だったけど、歌以外でも何かを作る人間にとってはそういうメンタリティって大事なんじゃないだろうか。
ところで『はじまりのうた』を観た時にも思ったけどジョン・カーニーって「音楽」の本質を捉えるのが抜群にうまいね。天才だと思う。
そしてダブリン出身の監督だからこそ、ロンドンに対するダブリンのあの感じをリアルに描けたのかななんて思ったりもします。ラストの二人の顔が忘れられないよ。おもしろかった。
【スコアと内訳】
スコア:4.3
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①脚本:0.8
②演出:0.8
③演者:0.8
④撮影:0.9
⑤音楽:1.0
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