このレビューはネタバレを含みます
ドラマツルギー、エピソード、ギロチンカッターとの決闘を描く。
冒頭からいきなりバトルが始まり、劇場のスケール、作画でアクションが繰り広げられる。そのままやっているだけだが三者三様でバトルは差別化され、どれも面白い。
暦とキスショットも都度着替え視覚的にも分かりやすい。
バトルの幕間は軽妙な会話で、益体もない話を積み重ねて第一期のようなテンポ感。その間を埋めるようにお色気シーンが挟まれるのも嬉しい。
ただ、ギロチンカッター戦前の羽川のシーンはフリにしてももっさりしていたので、あそこを5分くらい削っていれば完璧だったかな。
三つのバトルで構成するのでスピード感があり、圧縮された面白さが詰まっている。前作とは比べ物にならないほど面白い。
前作公開当時、二ヶ月遅れで上映され、二作目以降は上映が打ち切りになったことに怒ると同時に、あの駄作の続きを観なくていいことに安堵していたが、7年越しに観てみると、これは劇場で観るべきだったし、再度怒りが込み上げてきた。駄作を作ったシャフト7:打ち切った映画館3で。