アメリカの往年の人気TVドラマをコミカルにアレンジして映画化。フロリダのビーチを舞台に、水難監視救助隊の活躍や日常を描いたアクションコメディ。
ドラマ版も2～3話くらいしか観ていないし覚えていないのですが、こんなにコメディ色が強かったでしたっけ？映画はおバカで下品で軽いノリ…若者向けのザ・アメリカンコメディといった感じです。個人的にはこのノリが面白いとは思いますが、おふざけが過ぎる部分もあって好みがハッキリ分かれそう。端的に言えば男達の筋肉と色気たっぷりネーチャンを観るためだけの映画…。
コメディからシリアス、シリアスからコメディとちょっと展開が忙しい…。シリアスなシーンでも台詞が軽かったりで緊張感は失われてしまっている。アクションシーンは筋肉とおぱーいの躍動感を活かすためかスローモーションが多用されていて迫力のある映像で良い。しかし、ここでも軽いノリや台詞で折角のシーンが台無しになっている箇所も…まあこれがこの映画のスタイルではあるのですが…。
筋肉ムキムキで携帯電話の店員しているのは似合ってなくて笑いました。初代が登場も粋な演出ですね。それぞれに見せ場があるし、徐々に絆が芽生えるバディ物としての展開もあって飽きないです。セクシースローモーションネタが個人的にはツボでしたね。エンディングのNGシーンも面白い。こういうおバカな感じの映画にも出演しちゃうドゥエイン・ジョンソンとザック・エフロンには感服。
低予算ではないと思うのですが、ヘリコプターのCGなど安っぽさが見えてしまうのは残念…。
話もほぼ一本道で展開がありきたりで読めてしまうのも残念…。
全体的な雰囲気は「21ジャンプストリート」に似てるかなと思うので、あの映画がハマった人なら本作もイケるのではないでしょうか？
下品でくだらなさもあるけれど、なかなか楽しませてもらいました。
