ミシンそば

嘘をつく男のミシンそばのレビュー・感想・評価

嘘をつく男(1968年製作の映画)
2.9
うわぁ何コレ全然わからねえや。
アラン・ロブ=グリエ作品には初挑戦だが、入口にこれを選んだのはこの上ない悪手だった気がする。

時系列のメチャクチャさ、死と裏切りのメタファー、静物のような人物配置と、これだけでも緩慢と映画を観る者の瞼を仕留めに来るというのに、トランティニャンが随分眠たいことをほざくことも相まってすごく眠たい。
相当な心構えと体調の万全さがないと最後まで観れないタイプの映画だ!ある程度予想は出来ていたはずなのに引っかかった。

終わる直前になっても結末がほぼ全く見えてこないのは、観ながらであっても映画の全容が未だ掴めてなかったからなんだろうなぁ。
いつも以上に緩慢な感想だ。