前半はガンガン笑わせ最後にホロリと泣かせてくれる、いつも通りのチャウ・シンチー映画という印象。
もう終始ボケまくり…が凄い。
ギャグがいつも以上に超絶ベタだった気がする。
タコの兄さんサイコー(笑)
ストーリーは超シンプル。
リゾート開発を目論む大富豪たちが海を埋め立てたことで、人魚族は棲み処を奪われてしまう。復讐に燃えた彼らはキレイな海を取り戻すため、人間たちに戦いを挑んでいくのだが…。
と行った感じ。
正直シンチー作品に免疫が無い鑑賞者は
あのベッタベタなギャグやテンポに疲れてしまうかもしれない。
チャウ・シンチーの笑いは根が真面目というか、なんとなく誠実さを感じてしまう。クダラナイのだけど実はしっかり計算して練りに練ったバカギャグなんじゃないだろうかと思ってしまう。
テーマはハッキリしてるし作りは真面目。どれだけ大金があろうとも綺麗な空気と水がなければ生きていけない!というメッセージもストレートで清々しい。
どちらかというと環境破壊への警鐘よりも人種差別への残酷さのほうを強く感じた。
とにかく個人的には好みな作風だったので、面白く観られた