アフリカで異常に強力なウィルス性出血病が見つかった。感染から24時間で死に至るほど強力なウィルスで、米軍でウィルス対策に取り組む主人公はすぐにでも警報を出すべきだと主張する。だが上層部は一向に取り合ってくれない。その頃、アフリカのウィルス保有者は、その自覚がないままアメリカへと入国を果たしていた──
恐ろしい感染症と、対策を講じようとする公権力と、詳しい事情を知らされない国民。否応なく現在との比較で考えさせられる。
国民はわからないから理性的に行動できない。かといって説明してもらっても理性的になれるとも思えない。パニックになるくらいなら説明しないほうがいいんだろうなと思ってしまう。
総評：借りて観るほどではない。
以下ネタバレあり。
医療パートだけでなく政治パートもあるのはリアリティのためにも良いと思うが、敵役がショボいので中途半端感が否めなかった。良くも悪くもハリウッド味が出た感じ。
空気感染するのがわかっているのに、防護服破れたり針刺さったりしたメンバーにマスクもつけず近づくのはどうなんだろう。
でも何よりもカウボーイがクッキーを食べなくてよかった。食べかけをもらうのってああいうリスクもあるんだよね……
