にゃんこむ

アウトブレイクのにゃんこむのレビュー・感想・評価

アウトブレイク(1995年製作の映画)
3.8
バイオハザードに立ち向かう人々を描いたサスペンス映画。
『アウトブレイク』の意味がよくわからず『パンデミック』と何が違うのだろうと思って調べてみましたが、『パンデミック』は国や地域を跨いで世界的に起る感染の流行で『アウトブレイク』は限定的な地域や施設で起る集団感染の事なんですね。

前半は『ホット・ゾーン』というエボラ出血熱を題材にした海外のノンフィクション小説みたいな流れでした。古い小説ですが、とてもおもしろいのでオススメです。

後半は病原体を変異させて人類を皆殺しにする『プラグインク』というゲームの終盤みたい。そのゲームでは致死性を上げすぎると、感染する前に宿主が死んでしまうので、弱い菌に見せかけて感染拡大し、十分感染したところで突然変異で致死性を持たせて人類をどんどん殺していくのがセオリーなのですが、この作品の病原体は最初に変異してからは致死性も非常に高く、なおかつ感染力もとてもとても高いというエリート病原体。

モデルになっている病原体がエボラ出血熱で、エボラの症状が1日で進行するような爆発的な増え具合なんですが、たとえ特効薬が見つかったとしても、感染してから半日くらいしたら臓器がボロボロで回復不可能なのでは・・・・・・?と思いながら見ていましたが、そこはぼかされて終ってしまいました。
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