はる

聖の青春のはるのレビュー・感想・評価

聖の青春(2016年製作の映画)
3.7
私が知ってる棋士といえば、羽生善治、藤井聡太、林葉直子とひふみんくらい。
それもワイドショーでの知識しかないし、将棋なんてさっぱりわからない。

だけど、命を削りながら将棋に向き合う聖(さとし)には凄まじい迫力を感じました。
羽生さんとの対局シーンでは、駒を指す音と扇子を閉じる音くらいしか聞こえないのに激しい戦いでした。あの緊張感は凄かったです。
一方で、牛丼は吉野家、愛読書は少女漫画の「イタズラなkiss」というかわいい一面も。羽生さんとお酒を交わした店の名前が「よしのや」だったので、ニヤッとしてしまいました。
その「よしのや」では二人っきりだから出来る有意義な時間が過ごせましたね。

それにしても、ネフローゼと診断した医師の言葉はひどい。あれじゃお母さんのせいだと言ってるようなもの。
ずっとお母さんの気持ちを気にしながらの鑑賞になってしまいました。

タイトルは「聖の青春」ですが、フルネームは村山聖さん。ちゃんと覚えておきます。
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