きょんくん

スイス・アーミー・マンのきょんくんのネタバレレビュー・内容・結末

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ずっとみたかった
セカンド上映が近隣ではじまったのでいそいそと行ってきました

心を閉じた青年が
遭難した無人島で死体 と出会い!?友愛を築き、大切なことをしる。

なんてちゃっちなレビュー…

死体から発生するガスを使って死体をジェットスキ〜のごとく乗りこなし!?(途中調子にのって滑落?する事態になるが)無人島からなんとか他の島に流れ着く。
その島には人間の廃棄したゴミがあったので無人島ではないと安心したマイクは助けを得るため移動するが…
ガスを発生する死体を持っていくわけです。

そのうち彼が優しい言葉をかけると話はじめ他にも色々な活動?!をはじめます。
まさに十得ナイフ(アーミーナイフ)のごとく。
持ち歩くことが十得を遥かに凌駕するデメリットにも思えますが
主人公ハンクは背負って歩くわけです。(たまに引きずったり落としたりします)

さみしがりなのに人を避けて生きてきたハンクは喋る死体とじょじょにうち解けていく。

本作はひとりぼっちだった主人公が友を得る話でした。
せっかく得た友との別れは辛いので、死体が生き返らないかと何度思ったか。
でもお別れもはじまりの唐突さと同様あっけなく、でも起承転結の結になってた。
ケツだったし結んでた。
オナラで去っていくトニーを見送るハンクに胸が一杯になるやら
ポカンとするやら。


死体役のラドクリフくんは本当に死体だったから凄いなあ
(死体の片目が半眼なのは彼本人のアイデアらしい。)

そしてポールダノくんは
撮影時常に本物のラドクリフ君を背負っていたらしい。
ちゃんとスタント用の偽物を用意していたのに。
そしてラドクリフ君はスタントではなく自分で全て演じていたそうです)

2人の演技はある意味演技を超えていたのかもしれない。

とんでも設定で
それも映画を楽しむ重要なファクターだけど
脚本のメッセージも胸にくるのでぜひぜひみてほしい作品です。

散漫な感想になってしまった。
きょんくん

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