スイス・アーミー・マンのひろのレビュー・感想・評価

内容は完全にクソ。
所々くだらなすぎて笑えるシーンはあるが、下品で低俗で、なんの教訓もなんの救いもない。

だが、時折見せる儚くも美しい映像や、心惹かれる音楽、思わず笑みが零れてしまうような演出に、これは良い映画なんじゃないかと錯覚させられそうになった。

映画には自分がまだ知らない楽しみ方があるんじゃないかという可能性を示されたような気がした。
不思議な体験をさせてくれた映画だった。