他のレビューでも見るように戦隊ヒーロー要素を期待していたら青春映画要素の方で楽しめた。監督もブレックファスト・クラブのスーパーヒーロー版と言うように青春映画のような前半30分、あれかなり面白いぞ⁈となったがその後少し中弛みしてラストバトルで少し燃えた という感じで全体的にはそこそこ面白いという印象。
学校のはみ出し者同士がお互いの悩みを話し合って分かち合おうとするなど前半はまるで青春映画。主役の5人がそれぞれ悩みや個性、人種も異なりそこが魅力的だった。特にRJサイラー演じる自閉症スペクトラムのブルーが終始ボケまくってて最高。普通だったら一緒ならないような人間同士がチームを組むことも単純に面白い。力を手に入れてからのトレーニングシーンもユーモラスで楽しい。特にイエローとピンクのカフェでのケーキの奪い合いが眩しすぎた。「バンド組まない？」の手紙の高速の渡し合いも最高。
この様に好きなシーンはかなりあるけど中盤の中弛み、レッドがリーダーになる必然性、無理矢理感がすごいブラックとレッドの喧嘩や敵のリタのビジュアルなど受け付けないところも多かった。
1番楽しみにしていたゾード絡みのシーンは搭乗の場面をカットしメガゾードになる合体シーンもカットされて凄い不満が残った。なんかダイジェスト感が凄かった。それぞれのゾードがどんな特徴があってどんな武器があるのかも分かりずらかったのでそこは丁寧に一機ずつ描写して欲しかった。
パクフィックリムバトルやまるで東映の戦隊ヒーローでよく見る採掘場みたいな場所でのザコキャラとのアクションは楽しめた。
続編やる気満々だけど興行的にできるのか？(^^;;
