ぽり

パターソンのぽりのレビュー・感想・評価

パターソン(2016年製作の映画)
3.8
起きる時間、仕事の内容から夜のバー通いまで、主人公の平日の生活はすべてがルーティン。だけど、同じようでいて少しずつ違う毎日の暮らしの中から詩が生まれていく。

主人公は詩を書くことをとても私的、個人的な趣味としているのだけど、でも同じように詩を書く人に出会ったときのリアクションとか、終盤の展開から、彼にとって本当に詩が大切なものであることがよくわかる。だからまた、新しい1ページを書き始めることができてほんとによかったな、と思った。

静かで穏やかな主人公、素朴な町並みと自然、明るくて思いやりもあるキュートな奥さん、そして犬。派手さはないけど心地のよい、折々で見返したくなる映画だなと思いました。

音楽だけがちょっとあってない気がしてそこが残念だったかな。
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