あつぼう

ジェイソン・ボーンのあつぼうのレビュー・感想・評価

ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)
3.6
前作から9年も経って制作されてるだけあって、第一声はマット・デイモン老けたなぁでした。成熟されこれがボーンの完成形という事なのかな。

ギリシャに潜伏していたジェイソン・ボーンに、かつての同僚ニッキーが接触。彼女から自身の父親の死も絡んだCIAの極秘情報の存在を知らされる。ふたりの動きを察知したCIA長官デューイはボーンを暗殺して情報漏洩を阻止すべく、刺客のアセットを送り込むが。

トレッドストーン、ブラックブライアーときてアイアンハンドってかなり無理があるような気がしたけど、素直に続編が出来た事を喜びたい。そしてポール・グリーングラスとマット・デイモンのコンビで続編が制作された事が嬉しい。やっぱりこのシリーズは、このコンビでないとダメですからね。

今作もアクション、カーチェイスは迫力があって楽しすぎました。特にラスベガスでのカーチェイスは必見です。いつも以上にボロボロになるボーンですが、ハイテク化が進んだ世の中では相手に先回りされてしまったりするので仕方がない。でもこれだけハイテク化が進むとボーンシリーズの良さが消されてしまったように感じた。

シリーズのお気に入りキャラでもある、ニッキーが再登場するのはテンションがあがりました。ジュリア・スタイルズも久しぶりに観れて大満足。ただ一番のお気に入りやったパメラ・ランディを演じたジョーン・アレンが出演していないのでテンションが下がりました。彼女とボーンの距離感が好きやったから残念すぎました。彼女に変わってアリシア・ヴィキャンデルがボーンに協力するけど、立ち位置的にジョーン・アレンと一緒やから余計にジョーン・アレンが良かったと思ってしまった。アリシア・ヴィキャンデルの静かな演技も良かったんですけどね。

4作連続でボーンシリーズを観たのでもうお腹いっぱいです。
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