あきしげ

ジェイソン・ボーンのあきしげのレビュー・感想・評価

ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)
3.0
ジェイソン・ボーンが再び表舞台へ。

良かった点。

・ジェイソン・ボーン=マット・デイモン
・シリーズの主人公はやっぱり主人公です
・終盤で展開するド派手なカーアクション

悪かった点。

・相変わらずCIAは無能すぎる
・強引な力業でねじ伏せる後始末
・因縁が予想よりも薄味であった

ついにマット・デイモンが帰ってくる。
このシリーズはマット・デイモンです。
マット・デイモンじゃないとダメです。

前作のアーロン・クロスは悪くない。
ただ、『ボーン』の題名が重すぎた。
単体のスピンオフなら悪くない内容。
シリーズのナンバリングが失敗かと。

追跡されても余裕で切り抜けるジェイソン・ボーン。
CIAの無能が毎回目立ってしまうシリーズである。
本作でも機材や人材があっても捕まえられない無能。
それが本作で権力を裏で振り回しているCIAです。

終盤で展開されるカーアクションが凄まじい。
SWATの装甲車が想像以上に固い装甲です。
乗用車なんてオモチャにしか見えない突進力。
積んでいるエンジンも並みじゃないだろうな。

スパイ映画は緻密な計画や作戦が前提。
しかし、本シリーズは力業こそが正義。
細かい作戦よりも力業でねじ伏せます。
ボーンはCIAよりも優れている力業。
だから余裕でピンチを切り抜けられる。

本作は新章のスタートなる作品。
さすがにマンネリ化は否めない。
記憶がテーマの一つだったはず。
それが解決しているから蛇足感。
次回作はテコ入れしないと危険。
このままだと黒歴史確定になる。

マット・デイモンのジェイソン・ボーンは最強です。
あきしげ

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