スズタカ

SING/シングのスズタカのレビュー・感想・評価

SING/シング(2016年製作の映画)
3.2
ヒット曲満載で気持ちも上がる、素晴らしいエンターテイメント作品!

楽しいだけでなく、様々な事情を抱えた動物たちによる、"アナ雪" Let it Go的な、歌に賭ける夢や現状打破としての深さもあり、満足度の高い映画です。

全部セリフで説明!なんてせずに、映像と音で表現された演出も、とてもスマートで良いんですよ〜♪ (*´꒳`*) ♪

と、ここまでは客観的に観た感想です。

というのも…価値観の違い???

劇中で"良し"とされていることが、俺には良いと思えなかったのです…汗 σ(^_^;)

劇中では、様々な音楽ジャンルがフォローされていますが、ボーカルは『声が綺麗で歌唱力があり、技術的に上手いスタイル』で統一されており、歌にとってはそれが最良、と言われている様で、何か違和感を感じました。

上手く言葉に出来ないけれど、俺が心を動かされたり、胸を打たれる歌声は、そういったことではないのです…(-᷅_-᷄๑)

また、主人公バスター・ムーンの成長物語としては、通過儀礼を乗り越えて、ようやく一人前に成長したと思ったのに、元の他人頼りの姿勢に逆戻りしてしまったのには、正直ガッカリしました。

自分だけの力で、1から始める道を選ぶべきだったと思います。

ともあれ、俺には合わない映画だったけれど、お奨めかと言われれば、超・お奨めですよ!
スズタカ

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