ラグナロクの足音

アスファルトのラグナロクの足音のレビュー・感想・評価

アスファルト(2015年製作の映画)
4.1
フランス郊外のとある団地に、孤独を抱えた6人の男女。車椅子生活を送ることになったさえない中年男とワケあり看護師、鍵っ子と落ちぶれた女優、不時着したNASAの宇宙飛行士とアルジェリア系移民の女性。フランス版アキカウリスマキ?という感じのほのぼの偶像劇。設定がなんとも絶妙におかしい。偶像劇なので全体的なタイムキーパーの役をNASAの宇宙飛行士グループが担っている(2日後に迎えが来るまで)。しかし、それぞれのグループが最終的に結びつくと言うプロット構成を選択していないのがこの映画いいところ。というか物語からの脱臼に成功している点だと思う。
ラグナロクの足音

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