誰かの不在をいつもどこかに感じてる人へ。
毎日の無機質な景色にやわらかい風を送り込んでくれるような温かい映画。
とても良かった。
なんの接点もない人との偶然の出会い。それぞれの抱える事情や背景について多くは語らずとも伝わる寂しさ。それをゆるく包み込むユーモア。
目の前の人のことをちょっと気にして、些細なことでも何かしてあげるってすごく大事なこと。
三組のエピソードそれぞれに静かに遠くで見守る母を感じさせる。
暗闇の向こうには眩しい光がある。
別れ際に手作りの料理を詰めたタッパー渡されたら、ありがたく受け取れる素直さを持ちたい私も。