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リトル・マーメイドのごはんのレビュー・感想・評価

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)
4.5
歌声にすっかり魅了されてしまった作品。

アニメの印象が強いので、人種とかの問題ではなくアニメの印象のままのアリエルで実写化して欲しいなぁとも思っていたけど、
見始めると割と早い段階で全然良い!!と思えた。

何より歌が映画館で聴いたせいもあってかすごく突き刺さった。
改めて歌詞もみると陸の果てまで行きたいや知りたい事たくさんなんてあるけど、実際には地上よりも海の方が広いからどこまでも行くなら海だし、地上の人間からすれば海の方が未開の場所が多くて知りたい事だらけなわけで、
アンダーザシーの歌詞のようにまさに隣の芝、いや隣の海藻は青いって感じで、地上では朝から晩まで仕事。
さらに言えば肌の色なんかで差別なんかされたりもする。
地上に夢を描く、無知故の興味なんかが良く表現されてるなぁと思った。
そしてその興味へのまっすぐな想いがなんかやたらと刺さった。

アリエル側だけでなく、王子側の場面もアニメより多めで、地上での2人のシーンもアニメよりも多く楽しかった印象。

ラストは人間も人魚も仲良くーって感じだけど、人形思ってたより多かった笑
まぁそりゃ海の方が広いし、多くてもおかしくはないのかもだけど。

アリエルの配役には賛否両論な感じなので、
アニメのアリエルの姿に思い入れが強い人にはあまりおすすめできないけど、
海の中でのアンダーザシーの楽しい雰囲気なんかを味わいたい人にはおすすめかも。
ただフランダーやセバスチャンはアニメのデフォルメがよく出来すぎてたかな。
実写で1番違和感あったのはその辺りかな…?
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