レオン以降あまりパッとした役に恵まれなかった感のあるナタリー・ポートマン。
そのナタリーがついに代表作と言えるほどの名演技をみせオスカー受賞となった本作。
バレリーナという精神的にも肉体的にもストイックなアスリートを見事に演じていたと思います。
真面目すぎるが故、純真な白鳥は問題なくクリアします。しかし、白鳥とは真逆の官能的で自由奔放で悪の部分を持つ黒鳥が上手く表現できません。
黒鳥の演技のために出された宿題（オナニー）にもチャレンジしちゃいます。
でも、代役のミラ・クニスに役を奪われそうになるナタリー。
おかしな幻覚まで見えてきても役に没頭します。
ナタリーの情緒不安定さは母親との確執で生まれたような設定ですが、そのへんが少し希薄に感じました。
母娘の確執はよくある映画のテーマなんですがこの映画はどうでしょう？
あとウィノナ・ライダーがどうしちゃったの？て感じで出演しています。
今期の女子フィギュアの試合では数人がブラックスワンで演技していました。
金メダリストのザギトワちゃんも！
とにかく、かわいいマチルダ＝ナタリーの作品がヒットしてよかったです。
