ソラアユム

テイキング・オブ・デボラ・ローガンのソラアユムのレビュー・感想・評価

3.6
アルツハイマーを患った老女デボラ・ローガンを取材すべく彼女の家を訪れた大学生研究員and撮影スタッフらが体験する恐怖を描く。




この手のPOV作品によくある、ストーリーそっちのけで展開されるZ級映画とは違い、ちゃんとしたストーリーが用意されている点が良かった。
ホラー映画としても、申し分無い怖さがある。怖さだけでなく中々のショッキングシーンが満載です。
特にクライマックスのぶっ飛び具合にはあまりに驚き過ぎて、見ている私も開いた口が塞がらないです。なんだよあれ笑。

前半は割と新鮮味がある設定で引き込まれました。
ただ、後半ではまぁいつも通りの展開と言いますか、ホラー×POVにありがちな展開になっていきます。
少し冷たい言い方になるかもしれないが、撮影スタッフ(登場人物)に言いたい。そこまでやる義理は無いだろ‼︎と。

同じような作品としてシャマラン監督の『ヴィジット』が真っ先に思い浮かぶんですが、個人的にはあちらの方が怖かったですかね。まぁあちらは自分の中でもかなり上位の怖さでしたので。

そうは言っても、老女×ホラーは怖いですね、相変わらず。今作も例外ではなかったです。
ラストカットにはどういう意図があるのだろう‥‥