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C.R.A.Z.Y.のbabyのレビュー・感想・評価

C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)
3.7
いい意味でも悪い意味でも血の繋がりは
互いに影響し合い、感化され合うんだと。

ザックが主役ながら、一家という括りで
動いていくので彼とお父さんの関係性が
やっぱり印象的に描かれてた。
お互いに歩み寄りたかったけど
どうすれば良いかお互いにわからないから
こそこうなってしまったんだなと。
自らのアイデンティティや
セクシュアリティなんてすぐにわかる
ものでもないし、自らわからない状態が
ほとんどだと思う。それにもがき続ける
ザックは自分に対して勇敢だなと
私は感じた。

レコードが印象的。彩る音楽は彼の
変化やもがき続ける様子が映るように
目まぐるしく変わった。ビジュアルも。
そのおかげで見やすくなった気がする。
あと、あまり深ぼらないことによって
思春期の悩み自体にフォーカスが
色濃く当たって性別問わない同様な
悩みがシンプルに伝わった気がした。

テンポ良くて最後も涼しい風が
吹きました。よかった。
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