こまち

鉄コン筋クリートのこまちのレビュー・感想・評価

鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)
5.0
我が家にとうとうプロジェクターが導入されました!
テレビを持ってなくて、ずっと今まで小さなノートパソコンの画面で映画を観ていたのが、ここにきてステップアップ!
充実したムービーライフ送っちゃうぞ~~~!

プロジェクター上映1本目は、大好きな「鉄コン筋クリート」。
中学生のとき初めて観て、衝撃を受けた。
DVDを買って繰り返し観た。
思えばこれが初めて自分で購入した映画のDVDだ。

7年振りくらいに観たけど、やっぱり良かった……。
何にこんなに惹き付けられるのかもはやよくわからないけど、強いていうなら宝町の猥雑さ、混沌がすきだ。
決してキレイな町とはいえない小汚ないとこも含めて、その「清濁併せ呑む」感じ。

クロとシロの関係、特にクロの葛藤が、私にはすごくリアルに感じられた。
単純な「守り/守られ」の構図でも、クロが悪いとか白が悪いとかでもなく、お互いの「無いネジを持ってる」。
クロ/シロ両方そろって、バランスが成立する。
中学生の私は、この結論にすごく救われてた。

ネズミとか木村とか、脇役たちが本当に良い。二人のシーンは何度観ても感じ入っちゃう。
キャストもめちゃ豪華、音楽(Plaid・アジカン)も最高、ちょっとした言葉やディテールにまで不思議な魅力があり、もう、「好き」ポイントだらけ!大好きだ!
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