正直書きます。
分からないことの方が多いかもしれません。
私はこの映画を分かっていないでしょう。
本作は、あらすじを追っても、人物の行動を常識の範疇で理解しようとしても、
見えてこない映画です。
画面に表れる人物の行動には表面的には説明がつかない。
その裏にはどんな意味があるのか、
どうつながっているのか、
僕には説明することができない(・_・;
ただ、分からないからダメなのか。
否である。
この映画には、圧倒的な映像の力がある。
緊張感がある。
分からなくても、何か、とてつもない力?を感じてしまう。
観終わって、数日経つのに、いくつかのシーンを思い出してしまう。
特に第3部。
娘も父も拭いきれない罪を背負ってしまう。
しかし、2人は直接的にそれに関することを口にしない。触れない。
果たして娘は父の罪を
父は娘の行動の意味を
分かっているのだろうか。
分かっているのに、なぜ言わない?
毎朝、繰り返される父と娘のキリストの逸話の意味は何か?
って言うか、この2人は精神的に親子なんだろうか?
死への道行き、かと思ってしまっていた。
あの山での食事
小さな小屋での一泊
河原での二人
あの🚗のラスト。
何という切なさか、哀しさか、
分からないけど、なんかすごい!
って、
ベルイマンの映画みたいだな。
点数は暫定的なものです(・_・;