サマリアの作品情報・感想・評価

サマリア2004年製作の映画)

사마리아/SAMARITAN GIRL

製作国:

上映時間:95分

ジャンル:

3.8

「サマリア」に投稿された感想・評価

ayumi

ayumiの感想・評価

3.9
久しぶりにキムギドク

ここにも聖女

バスミルダ、サマリア、ソナタ

伝説の娼婦、善きサマリア人

按手、赦しのための援助交際という名の営み

またひとつ女のほうが偉く思えてきた…

そんな古い唄を思い出した


キムギドクのワイルドサイドが悪目立ちしていない作品

照明は安っぽい韓流の極み、絵は凡庸(この監督、撮影監督を選ばない印象がある)、寓話性はいまひとつ

それが逆にテーマの良さを浮き彫りにした感があったり…

宗教的な深みを抜きにすればキムギドク度低いながらもやはりキムギドク
女学生の援助交際をテーマにした三部構成。
序盤にショッキングな出来事が起こり、そこから精神的な旅に出る。
狂気に変わる親娘の愛し方がドラマチックで夢か幻だったのか、余韻の残し方が流石の一言。
dodo

dodoの感想・評価

5.0
ギドクが、好きなのである。
初めてサマリアを観た時、天使のような微笑みの、死んだ友人が、悪魔に見えて、もう二度と観たくないと思っていたのに、ギドクの映画は、定期的に観たくなる。
彼女が見た夢。
父に殺される夢。
その方がよかったのかもしれない。
そこには確かに愛があるのに、手の中から平穏な日常がこぼれ落ちていく。
2人の無邪気な笑顔と無機質な画面が好きです。
最高のお父さん頑張れ映画ですね。
初キム・ギドク。
現在暴力疑惑の渦中にあるようで心配。

物語は、暖かな秋から冷たい冬へと移ろう美しい背景の下で描かれる三幕構成で仕上がっている。

第1章【バスミルダ】は、ヨーロッパ旅行の為の旅費を稼ぐという名目で売春を働くチェヨン
とその友人であり、売春には反対ながらも共犯関係を結ぶヨジン
の二人を中心に描かれる。

二人の関係は「人と人」を描いたにしてはものすごく淡白で現実味なく不思議な感じ。なんとなくベルイマンの「ペルソナ」も想起される。
おそらく二人は二人というより一人の少女の中にある
【言葉にならない危うさ】

【根を張った理性】
のメタファーとして存在しており、ヨジンの母親の死因が明かされないことからチェヨンには【母性】もかけられていると考えられる。


第2章【サマリア】は、売春を働くヨジンに気づいた父親が、娘の相手をした男に制裁を下していく様を描く。

第1章で描かれていたヨジンの面影は消えてチェヨンが受け継がれたことで彼女は主体から離れ、父親ペースの話となり一気にバイオレンスへ。徐々にエスカレートする制裁描写はどれも刺激的で黒沢清×北野武みたい。中でも石を投げる奴が一番好き。


第3章【ソナタ】は、母のお墓詣りの旅に出かける罪を負った父と娘の関係を描く。

父と娘の双方の視点が交わされていく様子はスリリングだけど切ない。本当に何気ないシーンの連続なんだけどとにかく詰まっていた。
特に小屋で夜を越す場面の目線のやり取りにウルっと...。

罪は愛に変わり、罪を赦すもまた愛、でも愛は罪にもなる。そんな哀しい人間の摂理を父と娘という画角から残酷な美しい筆致で描き、なんとも言えない余韻を残す。


本当に現実ばなれした話ではあるんだけど、実は驚くほど素直に父と娘の物語になっている。それに気付こうが気がつかまいが等しく胸を打つものがこの映画にはあると僕は思う。
きっとジムノペディを聴く度に思い出すことになるんだろうなぁ。
チアキ

チアキの感想・評価

5.0
あたしの父はあまり
あたしには話さない人で…
あたしのこと
あんまり好きじゃないのかなぁ…と
思ってました。

でも…

亡くなる時に
『私だけがあなたを1番思っているんだよ』と言いました。


この作品の2人は
とてもいい関係が築けているようだったのでなんかとっても悲しくて悲しくて…


キムギドク監督凄いなぁ〜

最後がとても好きです。
あ

あの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

なんか切なかったあ
あの子が死んじゃう前にヨジンが売春するとこも
お金を返すためにあの子がやってた同じことするとこも
パパが見つけちゃって豹変していくとこも
ヨジンの表情が変わっていくとこも
ふたりとも優しいんだもん
殺人シーンはさすがだし

車で追いかけるシーンほんとつらい
たどたどしくついていくの
パパはもうついて行かないよ、これからは一人で走るんだよって

パパ大事にする😢
JF

JFの感想・評価

4.1
お父さん。お父さんお父さん。

ソナタか、ヒュンダイのあの車。ぬかるみではまるのかよ。

みてくれよ。取り残される者を。
recchi

recchiの感想・評価

4.5
父の想いがとても切ない。
最後父が作ってくれた道をフラフラと運転するシーンがとても印象に残っている。
この映画が多分初韓国映画。
だからか数回しか観ていないのに(しかも10年くらい前)かなり強烈で結構鮮明に覚えている作品。
Ayumi

Ayumiの感想・評価

4.5
なんとも切なくなる映画。
父親も娘もとっても心優しくて哀しい。
あんな計画立てなければ父娘2人だけでも幸せに暮らせていたのに。
(社会人になってからでも海外旅行行けば良いのに)

ラストはとても良かった。
変な夢は父親に知られてることに気づいてたから見たのか。

キム・ギドク監督の初見の作品となりました。映像がとても綺麗で描写も素晴らしかった。
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