B級感を隠す事ない邦題とジャケットに釣られてみました。原題はThe Rezort。うん、カッコいい。何故この邦題にしたの...。オタク君、何故そのＴシャツにしたの...。
前半の鬱々とした展開と、悪趣味極まりない設定にモヤモヤしていましたが、ふと見るとイギリス映画でした。なんか納得。
ゾンビ狩りがセラピーになるという無茶設定を、視聴者サイドが消化する間も無く物語は進みます。ハンティングのシーンで主人公は躊躇う。そりゃそうだ。
全体的に象徴的なシーンがないので、ふわっと話が進みます。もう少しカット毎の意味を大切にしてほしいなと思ってしまいます。
しかし後半のネタバレあたりから盛り返します。なるほど悪行上等のネタがホラーらしくて好き。
あの人が生きてる理由とか、組織ごとのバックグラウンドとか、難民サイドの感情とか、客同士の銃が近すぎだろとか、その辺が上手く練りこんであるともっと感情移入できそうです。
もうちょっと頑張れば傑作になるかもしれなかった作品。もうちょっとで済むかな。惜しくも良かったです。
