爆裂BOX

ザ・プレデターの爆裂BOXのレビュー・感想・評価

ザ・プレデター(2018年製作の映画)
3.8
一作目で一番最初の犠牲者になる下ネタ大好き隊員ホーキンスを演じたシェーン・ブラックが監督したプレデターシリーズ最新作ですが、結構何回も見るくらいにはお気に入りの作品です。
冒頭から宇宙船同士のドッグファイトから始まりますが、最初の宇宙船が墜落する所がちょっと一作目のジャングル彷彿させる所でちょっとニヤッとしました。また、研究所で登場する科学者ショーン・キースは二作目のピーター・キースの息子という設定で実際にゲイリー・ビュージイの息子ジェイク・ビュージイを配してるのもニクイ配役ですね。しかし本当親父さんに顔そっくりだな。
研究所に捕獲されたフジティブ・プレデターが目を覚まして研究員たちが「抑え込め!」と数人がかりで抑え込もうとする所は笑いました。絶対無理でしょ(笑)ここでのフジティブの暴れっぷりも楽しいですね。マシンガン横ざまに撃つ所は地球の銃器使えたんだ!?とちょっとビックリ。結構人殺しまくってましたけど、大まかに見れば人類の味方だったのかな?
今回初登場するアルティメット・プレデターはデカくて顔も凶悪そうで悪役としていい感じでしたね。「プレデターズ」に続いてプレデター同士のバトルが見れますがフジティブアッサリ殺されましたね。マスクも防具もつけてないけど撃たれても火達磨にされても倒れない頑強さも良いですね。プレデター犬も登場しますが、頭撃たれてなつく所は面白かったな。
プレデターと遭遇し部下を殺され、口封じに精神錯乱し仲間を殺したと逮捕され移送車で乗り合わせ成行きからともに逃走し、協力することになる頭のおかしな軍人たちルーニーズの面々も皆キャラ立ってて良かったですね。結構コミカルな言動多いけど戦いになったら皆プロの軍人らしくキビキビ動く所も良いですね。そんな彼らが知り合ったばかりの男の息子の為になんだかんだ言いながら命懸けで戦い散っていく姿は結構グッときました。特にネブラスカの最期はかなりきましたね。トーマス・ジェーンもいい感じでした。天災子役ジェイコブ・トレンブレイ君は相変わらず可愛くてうまい。「パパの望んだ息子になれなくてごめん」のセリフは設あ過ぎる。巻き込まれた女生物学者は強すぎでしょ。主人公の奥さん役で「チャック」のサラ訳イヴォンヌ・ストラフスキーが出ていたのは嬉しかったです。
今回プレデターの地球の植民地化という目的が明らかになったり脊髄ごと頭蓋骨取るのも遺伝子採集の為というのも明らかになりましたがこれは個人的には要らないかな。何か普通の宇宙人になった感じで。侵略とかじゃなくあくまで狩猟目的で地球に来るエイリアンというのが斬新で特色だったのに。
リストブレイドで人体バラバラになったり、ワイヤーで首がポンポン飛ぶゴア描写も盛り込まれてたのもよかったです。
ラストバトルはアッサリ目でしたけど、「お前は何者だ?」→「〇◇△×」→「うるさい黙れ」→銃連射の流れ凄い好き。
ラストにとんでもないモノが登場しましたが、ダサカッコイイ造形割と好き。ここからの続編もちょっと見て見たかったですね。
全体的に軽くてコミカルで「コレジャない」感強く覚える人いるだろうし、お話もかなりがたがたですが、個人的には1、2作目には及びませんが十分楽しめる先品でした。