さすがシェーン・ブラック!
こんな「今さら誰が観たいねん!」と言うテーマを、痛快な娯楽映画に見事に作り上げた。
冒頭から、わざとらしい説明抜きに物語の骨子を伝える演出力はある意味驚異的。
さらに『ナイスガイズ』同様、各キャラクターそれぞれに深い愛情を感じる丁寧な描き込と演技演出がなされており、その一挙手一投足に心踊らされる。
それに加えてシェーン・ブラックならではの悪趣味、残酷、容赦なさが盛りだくさんでとにかく笑える。
そんな魅力的なキャラクター達とドタバタのおかげで、主役である筈のプレデターにそれほど魅力を感じなかったのが意外な残念ポイント。
しかし名作、傑作と言う話を抜きにして「シェーン・ブラックの作品はとにかく面白い!」と言う事をしっかり確認できた面白さだった。