Rosso

ある戦慄のRossoのレビュー・感想・評価

ある戦慄(1967年製作の映画)
4.0
フォロワーさまがレビューしてるの見て、「あ、これ絶対僕見なきゃいけないやつ」センサー発動したので視聴へ。

は〜〜〜なんやこの完成度。
胸糞皮肉が際立ちすぎている、せっかく“5パーセントの奇跡”で人間って素晴らしい!みたいな前向きな気持ちになったのに、またこれ人間に生まれたことが恥ずかしい...ってなるやん...

冒頭のジョーとアーティの横暴な振る舞いで開幕殺意100%よ、仕事やプライベートのよく分からないモヤモヤした気持ちとか全部殺意に上書きよ強烈。

約半分使う乗客背景描写の後の密室電車どちゃくそワールドはほんとこれみなさん仰る通り社会の縮図であり人間の弱さをまじまじと見せつけられましたね。
計算され尽くした乗客の種類及び質と動けない醜さや下手な動き方やもうもうもう見てください。笑

いやしかしこれ何年前に撮られた映画よ、白黒だぜ白黒。
半世紀経ても皮肉さが沁みる〜って本当に人間という生き物の限界を感じますね。テクノロジー発達させてもお前ら自身の本質は何一つ変わらないなって。

はあ〜〜〜〜〜絶望(褒め)
Rosso

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