仁烏

ファウンドの仁烏のネタバレレビュー・内容・結末

ファウンド(2012年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

ホラー好き仲間にオススメしてもらって見ました。
グロは好みだけど、理由のない嗜好によるグロは好みじゃないなぁ。
作中映画のヘッドレスは単体で映画になっているようなので、それには内容が加えられているのかもしれないけれど、この映画で見る分には、ただただ異常なだけだったので気持ち悪かった。
その点お兄ちゃんの行動は、そうなる背景である家庭環境と弟を大切に思う気持ちがあったので良かった。
(この良かったは決して兄の行動に対するものではなく、映画のストーリーとしてということです)
撮り方は独特。主人公である男の子の語りと表情で進むストーリーは後の異常を際立たせていたなと思う。
主人公がやり返したところで、暴力を振るったことに対し激怒する両親は、二人とも暴力をもって主人公を叱る。こういった矛盾が不信感を募らせ、異常な行動に走らせるんだろうなと感じた。
映画の異常な行為をフィクションとして楽しむ友人と、リアルに考えてしまい直視できない主人公。
本当に危険なのは後者なんですよねぇ…。

あの頭って…後々どこにやってるんだろう。
あんなに沢山、事件になってないの?
お兄ちゃん普通にお仕事できるんだ。
映画館までどうやって来た?
それよりあの変な学校はなんだ?
気になることは色々あるけれど、少年の心がゆっくりと壊れていく様が描かれていて、面白く視聴できました。
仁烏

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