妻に執着するDV夫が、透明人間になって襲ってくるホラー映画。
この2020年に、【透明人間】で一体どこの誰が怖がんねんと。
舐めておりましたが、アッパレ!!!
透明人間自体をほとんど描写せず、
カメラアングルの妙だけで、
「主人公の背後に嫌な隙間があるなぁ、、、もしかして、あそこに透明人間が居る?」という疑心暗鬼にさせる演出が凄く嫌な怖さでした。
つまり、こちらの想像力が豊かであればあるほど恐怖感が増します。
逆に言うと、透明人間が出てこないのに、主人公が怖がってるだけの映画なので、少しでも冷めたり眠かったりすると、駄作に感じられます。
DV夫が透明人間になって襲ってきているのか、
それとも妻の被害妄想なのか、
はたまた別の誰かが透明人間なのか、
2転3転するストーリーで、古典モンスターながらも飽きずに見られました。
なにより良かったのは、妻を匿ってくれているマッチョ黒人警官の頼もしさ!
丸太みたいな腕をしていますので、怖いながらも安心が担保されます。
その分、マッチョでも勝てないとなると、絶望感も増しますが、、、
黒人の娘が大学決まった時の変なダンスが、本筋と関係なく死ぬほど面白いのでお楽しみに。
面白かったし、新しいタイプの怖がらせ方で楽しめたんですが、
イケメンで金持ちのDV夫が執着するなら、もっと美女じゃないと成り立たない気がします。
透明人間になれたら、
もっと他にやりたいことがあるやろうに。
その辺がしっくりこなかったので70点。