このレビューはネタバレを含みます
目には目をの精神で、同様の方法でやり返す結末はサスペンスとして使い古されたクライマックスではある。しかしその手段が透明化によるものとなると他のサスペンスとの画一さを無くしSF的スリリングさとエンターテインメント性が増す。そして"見えない"という事象を上手く利用し精神的側面の揺さぶり(妄想か現実か)を含ませているのも、主人公の彼女のみではなく鑑賞者にも一抹の混乱を与える要因になり良かったのでは。
因みに透明化迷彩スーツは確かアメリカ陸軍が開発使用している至って現実的な技術だから一般化によるこのような悪用が恐ろしぃぃところ…ですね