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透明人間のmiinaのレビュー・感想・評価

透明人間(2019年製作の映画)
3.5
透明人間を見てきました。
お金をかけないで、面白いに越した事はない。700万で作ったらしいです。
ヒットしているから、多分、撮れ高は良い作品だと思います。
見なきゃよかったーの最近皆が口にする胸糞映画ではなく、面白かったーと家路に着くサスペンスホラーです。
音も映像もハラハラドキドキで楽しませます。
予告でもある、寒い外に出た時に、姿が見えないのに、白い息が見える。誰も座ってないはずのソファが潰れる。
見えないのに、気配で主人公のセシリアは、夫が透明人間に扮しているのを感じるんですね。最初に気づいたのが、自分が夫に薬を盛った入れ物なんです。
なんと、最初のシーンから夫の束縛から逃げる主人公なのが面白いんです。薬を盛らないと逃げられない。
夫は、光学博士という設定で家もかっこいい海岸の岸壁にあるお洒落でかっこいい豪邸なんですね。
でも、どこまでも精神的にも、策略的にも追い詰められるもんだから逃げたくなります。見れば分かる。

撮影当初は、ジョニデで撮るという噂だったようです。主人公をエリザベスモスにして良かったかもしれないです。ジョニデだと主人公にしなくてはいけないですよね。
最初は怯えていたけど、だんだん戦う戦士のようになっていくのが良かったと思います。
精神的に追い詰められ、殺人犯にされ、周りの人に精神が病んでると言われるのもしょうがないかもしれない。だって相手は透明人間。
夫も自殺した事になっていて、後から妊娠している事もわかります。
そこを、夫は生きて、透明人間になる研究をして姿が見えないのを見えるようにする頭の良さがあるのが、エリザベスモスで良かったのかもしれないと思います。
透明人間になる方法も、昔の薬を飲んで姿が消えるではありません。現代的なところが良かったと思います。

劇場の方が楽しめると思うので、是非。
サプライズがお好きな方はいいかもしれないですよー
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