劇場公開されて「観るぞ観るぞ」と準備運動していたら4年経っていました・・・はい、「観るぞ観るぞ」詐欺です。
――――20年という年月の中で失ったものは多く、希望を見出すことが難しいけど、それでも"あの時"と同じ結末にはしない。守りたいもの、取り戻したいものが確かにあるから――――。
・・・と、そんな雰囲気が前作に加味された感じだが、まぁ基本は「"どーしょもないやつら"リターンズ」。足掻いてもどうにもならない喜劇は相変わらず。あと、ベグビーのおっさんがハッスルし過ぎで、終盤は殺人鬼に追いかけられるような緊張感（・・・いや、そのとおりか）。
ヘロイン成分が薄めなので、前作では印象に残る、幻覚が見せる狂った世界（演出）を見ることはできないが、それによって前作よりも面白くなくなった感じはしない。続編として、ファンの「これが見たかった！」を叶えてくれる内容となっていると思う。前作が楽しめた人は、是非とも観てもらいたい。
