You are a tourist in your own youth.
20年前に死んだトミーの墓参りに来たサイモン(シックボーイ)はレントンにそう言う。頑張ったが泣けない。ノスタルジアには浸れないと。この映画で20年前の青春に戻ろうとしていた観客にさえも向けられたような言葉。でも考えてみれば、ダニー・ボイルがただの同窓会的映画を作るわけがない。随所で前作との対比を見せながらもトレインスポッティングの「あの感じ」は全く色褪せないまま、皆おっさんになったせいで寧ろ愚かさがいや増し、面白い。レントンの2017年版"Choose life"の独白も素晴らしい。
再結成したバンドの新譜が結構良かった!って時と同じような気持ちだ。