にく

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのにくのレビュー・感想・評価

1.0
J・マンゴールド『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(23)。こんな辛気臭いインディ、誰が見たいのか。「老い」がテーマだから? いやいや冒頭の過去シークェンスでもユーモアのかけらすらなかった。その後の(「ジュラシック・ワールド」最終作で見た様な)チェイスの為のチェイスにも欠伸が出た。
 ユーモアがないだけでなく、どの人物にも人間味がない。父の親友たるインディが人殺しとして手配されても、インディの友人が殺されても何の感情をも表さないヒロイン。鉄面皮というより単に演技の拙い敵役のM・ミケルセン。メリハリなき謎解き。まあ映画には物語など不要だとして「絵」はあったのか。
 とってつけた様な結末。冒険ものとしても、コメディとしても、アクション映画としても、メロドラマとしても全く見るところがなかった。
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