近藤りょうや

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルの近藤りょうやのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

IMAXで鑑賞。

ハリソン・フォードの、インディ・ジョーンズとしての有終の美を、IMAXで観ることができて幸せでした。

父から教えてもらったインディー・ジョーンズシリーズ。小学6年の時に父とふたりで観たクリスタルスカルの王国。


ほんとにワクワクが止まらない、ちょっぴり無視とか蛇とかキモいしグロい、遊び心たっぷりなシリーズで、レイダースマーチも大好きで、夢が詰まったシリーズだなと。


今作は、そんなシリーズを愛してきた全ての人に対して、とても丁寧に、敬意を表して、ジェームズ・マンゴールド監督が誠実に、大事に大事に作った作品だと思いました。

だから正直、スピルバーグ監督の天才的なわくわくするアングルとかはないし、いつもより重い雰囲気だし、過去4作とはテイストが違うな、とは思ったんですけど、元々その覚悟はしていたし、それがジェームズ・マンゴールド監督らしさだし、80歳のハリソン・フォードが再演すると考えれば、その方が哀愁漂ったかっこよさは出るし、よかったのかなと。(大学教授としての描写は、過去作観てきた人からしたらちょっとショックだけど、めちゃくちゃいい演技で寂しくなる、泣ける)


80歳で冒険活劇の主演ですよ。それだけでありがたいこと。またスクリーンで観られてめちゃくちゃ嬉しい。


最初CG若返りインディーを観せられて、アクション面白いしいいんですけど、ヌルッと登場してヌルッと帽子かぶって、やっぱり老いていても今のインディーがみたいなとか、CGシーン長いなとか思ったし、全体通して、言うことなし、みたいな状態ではないんですが、最後の描き方はとっても好きなんです。

考古学者インディーがローマ時代にタイムスリップをして、感動して涙を流す。ここに残りたいと願う。これも自然だし、想いに重みを感じます。



そして最後の最後にマリオン登場で、レイダースのラブシーン立場逆転でやるのは反則ですわ。

マリオン来るだろうな〜ってわかってたけど、やっぱり嬉しかった…



また歴史的なシリーズが終わってしまったのは寂しいですが、同時に過去作をもう一回観たくなる、素敵なラストだったと思います。


ありがとうインディー!